廿五里(ついへいじ)の巻 千葉県市原市廿五里
10月になりました。
前回までお楽しみいただきました "広重 名所江戸百景"を巡る旅 に続いて、
新しいシリーズをお届けできる運びとなりました(パチパチ)。
掲題の様に日本には珍しい地名、難読な地名などが多く存在します。
関東では千葉県に多くあることから、主に千葉県内の地名を取り上げます。
栄えある初回は、千葉県市原市廿五里(ついへいじ)です。
廿五里 = 二十五里 のことで、鎌倉幕府より約二十五里の距離を意味するとされます。
(現在のJR横須賀線鎌倉駅から最寄りの内房線五井駅まで103.3Km = 約二十五里)
元々は露乾地(つゆひじ)と呼ばれていた地ですが、二十五里ということに因んで
読みをそのままで当て字にしたとされる説が有力なようです。
二十五里に因んで、このような中華料理店もあったりします。
千葉県市原市は有名な"梨の産地"でもありますが、
訪問時は既に遅く、直売店はとうに店じまいでしたね。
(8月中旬くらいが旬ですかね)
近くを流れる養老川に架かる "廿五里橋"です。
欄干には梨のレリーフが施されています。
廿五里の多くは農地が広がるのどかな風景。
畔に咲いていた彼岸花をパチリ。
養老川沿いにある "宇佐八幡神社"へお参りをしました。
大分県宇佐市に本宮を構える宇佐神社 の分社ですね。
廿五里の鎮守様というわけです。
(各々の写真は、クリックしていただくと多少大きめのものが見れます)
LEICA M8.2 / Summicron-M 28mm f2
今回も最後まで見ていただきありがとうございました。
では次回をお楽しみに〜。
(注)取り上げた地名の歴史や由緒・謂れなどに表敬して訪問しています。