"広重名所江戸百景"を巡る旅 #43 - たかがカメラ、されど写真

今回は「千住」をお届けします。

-No.104 千住の大はし

時は1594年(文禄3)、江戸入りした徳川家康の命により上水道の整備が
進められたが、千住大橋は隅田川に最初に架けられた橋となった。

千住の宿は日光街道1番目の宿です。

最寄駅である京成電鉄本線の千住大橋駅から、隅田川を目指して歩きます。
途中にあったお稲荷さんでお参りを済ませました。

橋戸稲荷神社には名工と謳われた伊豆長八の鏝絵があるそう。
伊豆長八は西伊豆辺りで作品をよく見かけます。

これがその鏝絵〜硝子越しですが・・・。
なるべく映り込みが少ない角度で撮ってみました。

お稲荷さんらしく、狛犬に非ず狛狐ですかね。

隅田川を目指して更に歩きます。
千住大橋に近づくと、松尾芭蕉 "奥の細道"に
所縁のある場所であることを示すモノが幾つかあります。
旅の出発地は深川ですが、実質的にはここ千住と云っていいでしょう。

現在の千住大橋です。

広重の絵はお得意の俯瞰的な構図で描かれています。
当時は高い建物などなかった時代ですが、その想像力は
素晴らしいですね。

俯瞰で撮りたいところですがそれは無理なので、
目線の高さで撮ったモノを絵の代わりとしました。

(青色が千住大橋、手前の白い橋はライフライン用の橋です)

各々の写真は、クリックしていただくと多少大きめのものが見れます。

今回も最後まで見ていただきありがとうございました。
では次回をお楽しみに。