"広重名所江戸百景"を巡る旅 #27 - たかがカメラ、されど写真

今回は「京橋」をお届けします。

-No.77 京橋竹がし (左)
-No.115 びくにはし雪中 (右)

まずは No.77 京橋竹がし (左) です。

広重の絵は京橋川にかかる京橋を、現在の銀座方面から見たもの。
当時の川の東岸には竹問屋が多く建ち並び、竹河岸と呼ばれた。

現在では川は埋め立てられ、味気ないものになっています。
が、江戸以降明治になってから架け替えられた橋の石造親柱のみが
川と橋の名残りを伝えるものとなりました。

京橋の交差点まで歩いてみます。
この辺りは "京橋創生" ということで、再開発が進んでいますね。
昨今こういった事業は、とにかく大きなビルを建てテナントを入れる・・・
なんて紋切型ばかりでして、思想が全く感じられませんね。

さて、京橋交差点を広重の絵の代わりとしました。

続いて No.115 びくにはし雪中 (右) です。

雪景色は望めないので、普通の風景にてご容赦を。

比丘尼橋 (= びくにはし) とは、前述の京橋川に架かる橋。
広重の絵にある"やまくじら (山鯨)"とは、猪(イノシシ)のことです。
獣の殺生が禁じられていた時代ですが、其処は江戸っ子のこと、
何かと口実を見つけ出しては食していたようですね。

この橋が架かっていたのは現在の西銀座JCT(首都高速)辺り、
外堀通りから銀座一丁目を見ている感じになります。

ま、このようになりますね。

さて、遅めのお昼ご飯をいただきます。
先程の京橋交差点に戻り、京橋創生プロジェクトにて落成した
東京スクエアガーデンB1F にある、COLLE BERETO さんにおじゃましました。
15時までランチ営業していたのはここだけだったんですよ(笑)。

いただいたのはランチメニューで、前菜、パスタ(小柱と菜の花のアンチョビソース)、
そしてコーヒーです。

各々の写真は、クリックしていただくと多少大きめのものが見れます。

今回も最後まで見ていただきありがとうございました。
では次回をお楽しみに。

NIKON 1 V3 / 1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6