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"広重 名所江戸百景"を巡る旅 #19

今回は「早稲田」をお届けします。

-No.40 せき口上水端はせを庵椿やま (左)
-No.116 高田の馬場 (中)
-No.117 高田姿見のはし俤の橋砂利場 (右)


まず初めにお昼ごはんから(笑)。
旅の最寄駅でもある西早稲田駅(都営副都心線)を下車、
明治通り〜馬場口〜早稲田通りを歩いて行きます。

番地で云えば西早稲田三丁目辺りにある「Cafe tsubame」さんで
お昼ごはんをいただきました〜 "ナポリタン+ドリンクセット"です。


一息ついたところで、No.116 高田の馬場 (中)からです。

"高田の馬場"とは、江戸幕府三代将軍である徳川家光により
弓馬訓練施設として設営されたもの。
現在の西早稲田一丁目〜二丁目にかけて横に長い馬場のことです。

時代と共に月見の名所として宴などが開かれるようになり
茶屋が多く設けられ、現在の"茶屋通り"の名を残しています。

さて、当時の風情は残っていませんのでどうしようかと・・。
で、水稲荷神社境内をそれとなく写したものを代わりとしました。


神社境内をもう少し。私が居る間、数人の参拝があり
地元で愛されている感じがしました。


続いて No.117 高田姿見のはし俤の橋砂利場 (右)です。
広重の絵で「姿見の橋」というのが何を指しているのかですが、
"姿見"というのが何かに身を映したもので、それを思うこと。
されば、"面影"は何かに顔を映して思い偲ぶさま・・。
つまりは姿見の橋は面影橋と同意であるのではないか。
ちとこじつけっぽいですが(笑)。

面影橋西早稲田三丁目あたりで神田川にかかる橋で、
いまもあります。昔はこの辺りは砂利採集場であったとか。

今の面影橋界隈を見てみると、都営荒川線の電停。

そして面影橋自身はというと・・

・・ということでどうしましょうか。

少し歩いてもうひとつ先の三島橋から面影橋を拝し、
広重の絵の代わりとしました。



最後は No.40 せき口上水端はせを庵椿やま (左)です。
神田川を三島橋を越えて歩いて行くと、染物博物館があります。
残念ながら休館日でした。

しばらく歩くと新江戸川公園 = 細川越中守の下屋敷跡があります。
開放されているので、中に入ってみましょう。
程よく手入れされた庭園は落ち着いた場所でした。


さらに歩いていくと、胸突坂(むなつきざか)と芭蕉庵辺りに出ます。

"せき口"とは神田上水の取水口のこと、"椿やま"とは
芭蕉庵に隣接する黒田豊前守の下屋敷(現:椿山荘)のことです。

胸突坂に面する駒塚橋を拝するように撮り、広重の絵の代わりとしました。



各々の写真は、クリックしていただくと多少大きめのものが見れます。


今回も最後まで見ていただきありがとうございました。
では次回をお楽しみに。


LEICA M9 / Summilux-M 50mm f1.4(1st)

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