"広重名所江戸百景"を巡る旅 #15 - たかがカメラ、されど写真

今回は「霞が関」をお届けします。

-No.2 霞がせき (左)
-No.3 山下町日比谷外さくら田 (右)

霞が関へ行く前に、まずは No.3 山下町日比谷外さくら田 (右)からです。
スタートは日比谷公園の噴水前から、この日はいい陽気でした。

広重の絵だと、現在の中央区立泰明小学校付近から北西の方向を
見ているわけで、日生劇場と帝国ホテルの間から・・って感じ、
今となっては到底そんな絵図らを拝むことは叶いませんね。
で、公園を抜けて日比谷濠へと歩きます。

街路樹が色づき始め、(訪問は10日前)今ではさらに
綺麗になっているのではと思います。

広重の絵ではお正月風景、正面に見えるお屋敷は
佐賀藩松平鍋島肥前守の上屋敷と思われます。

似たような絵は難しいので、残っている皇居の石垣なんかと
お濠を組み合わせて2枚撮りました。

続いて No.2 霞がせき (左)です。

当時の"霞ヶ関"とは、「桜田御門の前、黒田家と浅野家の間の坂のこと」
だそうで、双方の上屋敷が江戸末期まであったようです。
現在で云うと、総務省と外務省の間の坂ということです。

桜田門前から、現：国立国会図書館、警視庁側を見ています。
この辺りでは、おかしな挙動はできません(笑)。

霞が関一丁目辺りまで歩きます。

この辺りが坂の一番下です。

で、この坂を上ります。
広重の絵ではまさに、この坂を上り切って振り返った感じ。

クルマの通りが少ないので、こんなことができますが
良い子はマネしちゃいけませんよ。

もう少しお濠側を描いた広重の絵がありますが、
今回はここまで。

各々の写真は、クリックしていただくと多少大きめのものが見れます。

今回も最後まで見ていただきありがとうございました。
では次回をお楽しみに。

NIKON 1 V3 / 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM