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"広重 名所江戸百景"を巡る旅 #13

今回は「小名木川辺り」をお届けします。

-No.71 五百羅漢さゞゐ堂 (左)
-No.98 小奈木川五本まつ (右)


まずは No.98 小奈木川五本まつ (右)からです。
JR錦糸町駅、もしくは都営新宿線住吉駅から
四ツ目通り東陽町方面へ歩きます。

小名木川(=小奈木川)に架かる橋が最初のポイントです。
橋を挟んで東西から少し眺めてみました。


小奈木川は下総行徳(現:市川市行徳)で獲れた塩を
江戸に運ぶための水路として開発されたもの。

現在の猿江辺りの川横に植えられた「五本まつ(=松)」は、
その風景に合っていて景勝地として人気があったそう。

碑が建てられてはいますが、当時の松は枯れてしまい
代わりに植えられた松を現在は見ることができます。

辺りはすっかり様変わりしてしまい、マンション群などに遮られて
川面を見ながらの撮影は難しくなってしまいました。



続いて No.71 五百羅漢さゞゐ堂 (左) です。

前述の「五本まつ」の碑の脇に、「五百羅漢道標」なるものがあり、
ここから近くの場所であることがわかります。


最寄り駅は都営新宿線西大島駅住吉駅のお隣です。
地上に出ると江東区総合区民センターがあり、
その前には「五百羅漢跡」の碑と説明文があります。

「さざい」と呼ばれた「栄螺堂」は、螺旋状の回廊がある仏堂のことで、
3階建てであったそう。
広重の絵にあるように、最上階からの眺めはさぞ良かったことでしょう。

回廊の途中には五百体の羅漢様を拝みながら登れるといった
様式で、当時の人気スポットであったそうです。

「・・跡」ということは、現在の羅漢寺とは関係が無く
江戸の頃の羅漢寺は目黒区下目黒へ移転されているようです。

新大橋通りを挟んで、跡地にある現在の「羅漢寺」です。


お寺は移転していますが、場所はこの辺りであったということで
写真を2枚撮って絵の代わりとします。


こんなモノを目にしましたが、茶化し過ぎでは?
私は進んで神仏に手を合わせるほうではありませんが、
罰当たりなことではと思います。


さて恒例となった遅めの昼食ですが、前述の区民センター内の
茶店でと思ってたのに、「準備中」とは・・・。

コーヒ150円、ピラフなどのお食事が500円とあり、
何気にそそられるお店なので次回に・・(無いよね)。


で、現在の羅漢寺脇にある COFFEE SHOP「JUN」さんで、
ナポリタンとコーヒーをいただきました。



各々の写真は、クリックしていただくと多少大きめのものが見れます。


今回も最後まで見ていただきありがとうございました。
では次回をお楽しみに。


LEICA M9 / Summicron-M 35mm f2(8 elements)

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