たかがカメラ、されど写真

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「あいうえお」を巡る旅 #41

「る」 久留里(くり) :千葉県君津市久留里

第41回「る」のスタートは、お城の看板がある駅入口からです。
前回お伝えした通り、「る」で始まる地名が無いため
あいだに「る」のある地名といたしました…苦しい(笑)。

ご勘弁のほど。

ここは江戸時代に久留里藩3万石の城下町として栄えた場所です。

この場所は久留里街道(国道410号線)沿いの場所なのですが、
まずこんな看板がありました。

TV番組を見たことはないのですが、某タレントがお店が汚くても
味がイケてる飲食店を紹介して表彰するというストーリらしいです。

実際の店舗はこのずっと奥にありました。
まだ開店時間前でしたが、有名人が絡んだお店って
好みでは無いため、後で立ち寄る予定はありません(笑)。

この辺りの番地名は「久留里市場 (くるりいちば)」です。

久留里街道から少し逸れ、街中へと歩いて行きます。

久留里は自噴井戸(豊富な地下水)の町としても知られています。
井戸を掘るローテクな技法として、今でも海外の地で
灌漑用水を掘り当てるために技術指導を行なっています。
通称「上総掘り」はよく知られています。

町のいたるところに井戸があり、豊富な水量を誇っています。

まだ開店していませんでしたが、お昼ご飯候補なお店。
(結局ここには戻ってきませんでしたが・・・)

久留里に所縁のある江戸時代の儒学者(朱子学、他)がいます。
歴史の教科書にも登場する「新井白石」がその人です。

住居の面影を偲ぶものは残っていないようですが、
それに代わって石碑が建てられていました。

続いて久留里城主であった「土屋家」所縁の場所へ歩きます。

円覚寺内に残る、土屋家五輪塔三基です。

円覚寺を後にし、いい雰囲気の里山風景の中を進み、
再び久留里街道へと戻ります。

そこには意外に目立つお蕎麦(うどん)処がありました。

ここも有名人に攻められたようでして(笑)、
お昼ご飯の候補からは外れました。

JR久留里線の踏切を渡り、小櫃川に架かる橋へと歩きます。
さて、何て読むかわかりますか?

これは「こもすてばし」と読みます。
「菰」というのは、よく木などに巻かれている
「むしろ (藁)」のようなものです。

橋名の由来は以下の通りです。

久留里街道に戻ります。地方の商店街にありがちですが。
すでに営業されていないお店が並んでします。

もちろん、現役のお店もあります。

こちらは酒造ですね〜名水あるところに名酒あり(飲んでませんが)。

元ガソリンスタンドがお城への案内をしてくれます。
なら、久留里街道を更にお城へと歩きましょう(笑)。

城山隧道をくぐり、山城である久留里城へと坂を上ります。

クルマは原則として入れませんので、自身の足で歩きましょう。
そこそこ厳しい上り坂が続くので、怠惰なクルマ生活なひとには
辛いと思われます。

久留里城の別名は「雨城」だそうです。

説明文が長いですが、まあ読んでください。

少々汗ばみながら坂を上っていくとこんな貼り紙が・・。

どうやら2月に降った大雪の影響らしいですが、何てこった。

天守閣手前にある二の丸手前から見た下界の風景です。
結構上っていることがわかりますね。

二の丸脇にある「上総掘り」の道具です。
至ってシンプルな造り故に、ローテクの素晴らしさを感じます。
特別な動力を全く必要としないのですから。

天守閣手前にあった2つの井戸〜男井戸・女井戸です。
ちなみに関西で「おいど」と云えばお尻のこと(笑)。

で、天守閣に到着ですが入れません。
この辺り一帯は桜で有名な場所ですから、
開花前に修復が終わっていることを願っています。

下山し、久留里街道を駅方面へと戻り
お昼ご飯をいただきました。

入り口ドア上に「イトウ」という文字が見えますが、
お店の名前は レストラン「バンカム」さんです。

頂いたのはボリューム満点のランチ。
「ポークジンジャーライス (850円)」

要するに豚生姜焼き定食なんですが、
ドリンク付きでこのお値段ですからお得感ありです。

満開の桜 (ソメイヨシノでは無い)を見つつ
JR久留里線 久留里駅前に到着しました。


今回の「る」の旅はこれでおしまいです。

※本日の総歩数は 20,443歩 でした。
※各々の写真は、クリックしていただくと多少大きめのものが見れます。




次回は 「れ」 ですね。



今回も最後まで見ていただきありがとうございました。
では次回をお楽しみに。


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