たかがカメラ、されど写真

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「あいうえお」を巡る旅 #16

「た」 箪笥町(たんすまち) :東京都新宿区箪笥町


第16回「た」のスタートは、大久保通り沿いにある町名表記からです。

箪笥町とは、時代は江戸時代へと遡ります。
江戸幕府の武器をつかさどる奉行の屋敷が、下谷、麻布、
四谷、牛込にあり、武器を総称して「箪笥」と云ったことから、
それぞれ箪笥町と呼ばれていました。

その中で、牛込箪笥町のみが現代でも箪笥町を名乗っているのです。

現代の箪笥町そのものは大変狭いエリアのみで、
その時代の何かが残っているわけでもありません。
大久保通りを少し歩き、高台へ上がっていくと
この坂がありました。

「袖摺坂(そですりざか)」とは、粋な名前ですね。
この辺りは箪笥町に隣接する横寺町になります。
名前の通り、幾つかのお寺があります。

劇団があったのでしょう・・・今は使われていないようでした。

裏から蛍光灯などの透過光で見せる看板でしょうか。
まとめて捨てられていた(?)ようです。
武器屋とあるのが、時代の名残りでしょうか。

この辺りは「朝日坂(あさひざか)」です。
東京は坂の多い街で、至る所に坂の説明書きがあります。
おかげでわかりやすく助かります。

横寺町を歩いていると、こんな説明看板を発見。
尾崎紅葉ですか・・・・へぇ。

オープンしたばかりの洋菓子屋さん。
甘い香り引き込まれそうでしたが、
このタイミングで買って散歩を続けるわけにもいきません。

大久保通りへと戻ります。
写真がフィルムベースであった頃が懐かしいです。
ついこの間の事なのですが、デジタルへの変貌は
あまりにも早かったですね。

大久保通りを挟んで、向こう側には袖摺坂が見えます。

こういう所にお稲荷さんがあるのが都会ですね。

箪笥町には紹介するものが何も無いため、
番地表記だけとなってしまいます。
ここで箪笥町から袋町〜神楽坂方面へ歩いて行きます。
ちなみに、箪笥町への最寄り駅はどこかと云いますと、
都営大江戸線牛込神楽坂駅になります。
歴史から云えば、牛込箪笥町でよかったのに・・。

左に見える坂を上っていくと、そこが袋町です。

昔は立派なお屋敷だった・・・んでしょう。

皆さんも知ってる神楽坂に近づいてきました。
地蔵坂を下っていくと、早稲田通りに出ます。

お店は本日は休業のようでした。
黄色い住宅が目立ちますね。

地蔵坂を下り切りました。
坂の上に先程の黄色い住宅が見えています(笑)。

せっかくなので、神楽坂と云えば毘沙門天

神楽坂下方面へと歩いています。
久々の本多横町ですが、寄り道はせず。

はい、神楽坂下に到着です。

ここに来たならば、買うものが1つあります。
そう、日本にここだけのアレです。

お土産を買い、お昼をいただくお店を探しましょう。
おっ、懐かしいおもちゃがありました。
ブリキ製品ですかね。

ここでいただきましょう〜やはり和食がお似合いです。
ところで何て読むのかな? 前に神楽坂を歩いた時、
こんなお店はなかったと思いますが、頻繁に様変わりするので
よくわかりませんね。

いただいたのはランチメニューのお魚御膳。
焼き魚、煮魚、天麩羅の中から選べます。
私は天麩羅をチョイス。これで 1,000円でした、

お店の目の前は地蔵坂です。
要するに、元の位置に戻ってきたわけです。


帰宅して、お土産を確認です(笑)。


本日の「た」を巡る旅はこれでおしまいです。

各々の写真は、クリックしていただくと多少大きめのものが見れます。


次回は「ち」ですね。


今回も最後まで見ていただきありがとうございます。
では次回をお楽しみに・・・(続く)。


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